花 と 女 1

ユリ

この秋はユリをたくさん使った。
このホームページを作ってもらって、もう半年。私が全然ブログを書かないものだから、ホームページを作ってくれたAちゃんが心配して、ブログの書き方を教えてくれた。まずは大きいタイトル、そして中見出し、それに沿ってニッチな内容を5つ書いてみよう!と。
明日やるねー今週末やるねーと言いながら早一週間、どうする?。私は多分よく喋る方なのだけど、あの時ああ言ってたことをふっと思い出す、という意味合いのことを人に言われることがままある。。人の意識のどこかに引っかかってくれる、というのはありがたい事だよね、良い方向なのか、そうでないのかは定かじゃないけどね。それを文にすれば良いのか。

話を元に戻して、この秋はユリをたくさん使った。代官山の教室は強い百合の香りでいっぱいで、朝来ると新しく咲いた花の花粉をとるのが日課だった。その香りの中でも、日中新しく花が開くとポンっと新しい香りが広がるので隣の部屋でも、今開いたな、というのがわかるくらいだ。
ユリは本当にたくさんの種類がある。。市場によく行くようになって、OHとかLAの簡易表示で判断してまだ硬いつぼみのユリを買ってくるのだけど、経験から大体種類がわかるようになってきた。
特に、日本にはたくさんの種類の百合がある。外国にももちろんあるのだけど、特にキリスト教ではユリはマリア様の花で、カトリックの幼稚園に通っていたうちの娘はユリ組さんだった。それはどうでも良いのだけど、そのマリア様のユリはニワシロユリ、マドンナリリーは日本のテッポウユリに似てそんなに派手は花ではない。日本からのユリが紹介されて、品種改良されて、逆輸入されて、イメージも和の感じから洋へ。華やかで大きくて、香りも強いオリエンタルハイブリット(OH)などとして出回るようになった。有名なのがカサブランカ。ピンクのユースカディやソルボンヌもよく教室で使う。
トランペット咲きとOHを掛け合わせたものが、オリエンタルトランペット(OT)、大好きなシベリアとかがそう。
そして、少し地味になるけど、いろんな種類と色があるのがスカシユリ系(A)とほぼ白で横向きトランペット型のテッポユリ系(L)
このAとLを掛け合わせたものがLA。色々な色があり、大きさもちょうど良いことからイメージカラーに合わせたブーケも作りやすい。
どのユリも、最後の一蕾まで咲いてくれるところが嬉しい。

そんなわけで、アレンジやブーケ以外にも家のリビングにもよく飾る。
そして、毎日これほどまでにか、と思うくらい綺麗な花びらを惜しげもなく開いて、咲いてくれる。それなのに私はほんの少し開いた花びらの隙間からまだ硬い葯をとってしまう。綻びてくると花粉がついて面倒だから、早めにすかさず取る。
永遠に受粉することがないのに、待っても待ってもその日が来ないのに、目一杯綺麗な花を広げてくれている姿を見ると、3日目くらいからなんだか切なくなってきてしまう。そして雌しべばかりがどんどん伸びていく。花粉がつくように、外へ先へと。こんなにストレートに欲しいものを要求することが、いつから出来なくなったんだろう、、とふとそんなことまで考えてしまう。


うっかり葯をを取り忘れることもある。そして、うっかり花を揺らしてしまって、花粉か雌しべについてしまうことも。
花粉がつくと、あっという間に美しく咲いたばかりの花が散ってしまう。それがまた潔くて。命を繋げたら、役目は終わったとばかりに綺麗な花びらのまま散る。私も含め世の女性はどの歳になっても、少しでも若く美しくとキレイだった頃にしがみつくのに。
目的を達成するまでとことんキレイでいようとする姿にも、まだその美しさが開花したばかりなのに潔く散る姿にも、心を掴まれる愛おしさがある、なあと、ユリを見ていつも思う。

About Yumiko Kobayashi

YumikoK
フェリス女学院大学文学部卒業後、モデル、航空会社勤務を経て 2000年に結婚。現在、二児の母。
幼い頃から、華道師範の祖母、書道師範の母のもと、日本文化に触れ、日本華道古流、青山着物学院着付師範等を修得。また、学生時代からのモデルの経験を生かし、ウォーキングインストラクターの資格を修得。2008年に家業、家名を引き継ぎ、日本文化教室daiganteiを設立。美しい日本女性をつくるお手伝いを少しでも担えたらと日々邁進中。

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